アンネの日記 を劇団民藝の公演で見ました。

一幕 80分
休憩 15分
二幕 65分

アンネの日記は学生時代に読みましたが、それ以来読んでいませんでした。
私は理不尽で悲しい話は苦手で、
題名を見ただけでストーリーを思い浮かべてしまい胸が苦しくなります。

それで、「火垂るの墓」 とか 「フランダースの犬」 とかも繰り返して読むことが出来ません。
題名を見ただけで胸が苦しくなってダメです。 アニメも最後まで見れません。

フランダースの犬は小学校の時に読んだのですが、最後にネロが絵の前で亡くなった時
あまりの理不尽さに泣きました。
泣いているところを見られたくなくて、押し入れの中で半日くらい泣いていました。

「はだしのゲン」とか「カムイ伝」も、つらいです。

アンネの日記も、もう一度読むのはつらくてそのままにしていました。
それを演劇で見ることになりました。

舞台セットは、アンネたちが隠れ住んだ屋根裏部屋。
その部屋で話は進みます。
見ていると、本で読んだシーンが重なって来ます。
ケーキを分けるシーンは、本を読んだ時も衝撃を受けたので、よく覚えていました。

二幕になると、結末がわかっているだけに、見ているのがつらくなります。

あんなことは二度とあってはならないと誰もが考えることだと思います。
でも、今も、人種差別や、人権侵害が実際に起こっています。
そして理不尽な理由で命を奪われている人々が沢山いることが報道されています。

見るのはつらいし、聞くことも辛いことですが、
そういうニュースや本を避けていてはいけないと思いました。
迫害に苦しんだ人々の辛さを思えば、本を読むことの辛さなんて問題外なのだと思います。

分かっているのですが・・・・

しかし、人間はなぜ同じような過ちを犯してしまうのだろうかと思います。
そして自分の弱さを情けなく思います。

あらすじ

1942年夏。オランダに住むアンネ一家は、アムステルダムのとある屋根裏部屋に隠れました。
街ではナチスのユダヤ人狩りが猛威をふるっています。
昼間は声も立てられず、水も使えず、深刻な食料不足。
そんな中でも明るくのびのびと振る舞うアンネは、しばしば母や同居人たちと衝突します。でも少年ペーターとだけは心が通いあい、ほのかな愛情が芽生えます。
絶望の淵に連合軍が上陸したというニュース! 解放の日は近い。
だが、2年目の夏の午後、階下で不気味な電話が鳴り続けるのでした……。

anne








ジャングル
2011-08-18


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