「見上げてごらん夜の星を」 ミュージカル  2時間  (ミュージカルカンパニー イッツフォーリーブス)

原作・作詞  永六輔
音楽      いずみたく
  
永六輔がいずみたくと初めて作ったオリジナルミュージカル「見上げてごらん夜の星を」
和製ミュージカルの原点となった作品です。
1960年ごろ、欧米で人気のミュージカルではなく、
日本人でも歌えて楽しめるミュージカルを作ろうという動きが大阪で起こりました。
そして当時まだ駆け出しだったい永六輔がずみたくに声をかけ
初めて作った作品ミュージカルが「見上げてごらん夜の星を」だそうです。
私たちがよく知っている、「見上げてごらん夜の星を」という曲は
もともとはミュージカルのテーマ音楽だったそうです。
作詞永六輔さん 作曲いずみたくさん 、坂本九さんの代表曲として50年以上歌われ続けてきたそうです。

私はこの曲はよく知っていて、好きな歌ですが、ミュージカルのテーマソングだったことを知りませんでした。
そのミュージカルを見ることが出来ました。
いずみたくが立ち上げた劇団イッツフォーリーブスが演じました。
2時間休憩なしでした。
でも引き込まれて、時間を感じませんでした。


あらすじ
昭和30年代の後半。高度成長期の日本は多くの働き手を求めていた。
特に中学を出たばかりの若者は、『金の卵』と呼ばれ、
都会のモノづくりの現場に送り込まれた。
そんな金の卵の一人、坂本は、自分の将来のために、昼間は働き、
夜間定時制高校に通っていた。

彼は昼間の高校で同じ教室の机を使っている女性・ユミコと、机を介して文通を始める。
坂本とその仲間たちにとって、まだ会ったこともないユミコはアイドルだつた。

ある日、坂本は自分の机の中に女性物のサイフを見つけるが、
ユミコのものだと思い何とか会いたいと仲間と話している時に、
友人が月謝を払えず退学になると知らされる。

悪い事と知りながらユミコのサイフからお金を借りる坂本。
そこへ、サイフを捜しにユミコが現れる。
勝手にお金を拝借した彼らを責めることよりも、
何故そんなに働いてまで夜勉強をしたいのか、ユミコは不思議だった。

若き坂本たちの夢と希望とは何だったのか。・・・・・

miagetegoran

舞台装置は大きなグランドピアノのうえにもう一台のグランドピアノをひっくり返して重ねたような形です。
その上で、歌ったり踊ったりします。
立体的な動きでしたが、あんな狭いところで大丈夫かなとちょっとはらはらしながら見ました。
沢山の歌が歌われましたが、みんなよく声が出ていて上手なので心地よく聞くことが出来ました。

この上で歌ったり踊ったりしました。
20170428020812

鍵盤は教室の机になったり、足場になったりしました。
20170428020825

立体的で動きがあって工夫された舞台装置でした。