「空の虹を見ると 私の心は踊る」  文学座  1時間45分

<あらすじ>

人々の夢の記憶が息づく場所、映画館。
赤字続きの映画館をたたもうと職探しを始める館主。
そこに、とうに家を出ていた息子が舞い戻ってくる。
いわくありげな男が息子を追って転がり込んできた。
親子の間には、十年前にいなくなった少年が影を落としている。
口にしなかった言葉、言葉にならなかった思いを
父と子はどう受け渡すことができるのか。
晴れ渡る秋空の下、映画館はラスト・ショーを迎える。

004298


今日は演劇を見に行きました。
始めは映画館の話かと思っていたのですが色々な問題が絡んできました。
認知症の介護・同性愛
いじめの問題が絡んできました。
いじめにより息子を亡くした父、孫を亡くした祖父、兄弟を亡くした兄
それぞれが、自分があの時にこうしていたら救えたのにと、自分を責めていたました。
そして、いじめを見て何もできずに加担させられた同級生。
いじめを訴えても取り合ってくれなかった教育機関。
それが映画館の閉館ということに絡んで、抑えてきた気持ちが動き出しました。
話題にすることを避けていたそれぞれの思いを初めて語りました。

笑ってしまう楽しい部分も多かったのですが、重い内容でもありました。

最後の閉館の日に虹が出て、それぞれが前向きに出発しようとするのですが
問題が解決したわけではありません。
せつなさを残した終わりでした。

CIMG0703ss