一か月まえに「SICKO」という映画を友人に勧められて見ました。
Sickoとは、俗語でいう「いかれた奴」という意味です。
アシッコ SICKO マイケル・ムーア監督最新作
「華氏911」でブッシュ大統領を取り上げたた監督
これも映画館に見に行ったけど 少し居眠りしちゃった。
でも、これはしっかり見ました。
メリカの医療制度は「びょーきだよ」ということらしいです。
アメリカでは、なんと医者は病気を治すのではなくて、病気を治療しない医者が優秀な医者だと言うことらしいのです。
なんだかんだと言って、治療させないようにする。
民間の保険会社が支払う医療費を使う米国型では、掛け金やタイプによって治療が制限され、必要な治療も拒否されて受けられないのです。
仕事で指2本を切り落とした男性が、指をつけてもらうのに中指700万円、薬指140万円かかるということで、一本しかつけることができず、くっつける指の選択を迫られます。
そして無残にもつけてもらえなかった中指は、ゴミ捨て場に葬られたのです。
癌だと診察されたのに、癌のはずがないと治療を拒否されたり、太りすぎだ、痩せすぎだと加入を拒否されたり、呆れたものばかりでした。
保険料を払わないように徹底的に努力し、保険料を必要とする加入者がいれば、無理矢理にでも、加入者が加入時に過去にある病歴を隠していたと指摘すべく専門の担当者を送りつけて、断固として金を払わないようにします。
保険料を払わないためなら手段を選びません。
営利目的の民間の保険会社では、少しでもお金を出さないために、治療をしないように医者に迫ります。患者を治療をしない医者が優秀な医者なのです。
それに比べて国民皆保険制度のある キューバやフランスは医療費が「ゼロ」。いつでも安心して治療を受けることができます。
キューバで指を5本切断した男性は無料で指を全部付けてもらえました。できる限りの治療をする医者が優秀な医者です。
そんな民間の保険会社の医療制度を導入したのは ブッシュです。
でも、それに異議を唱えて国民皆保険制度を唱えた人がいます。ヒラリー・クリントンです。
90年代初め、政府が運営する国民皆保険制度を提唱したヒラリー・クリントンも、結局彼らの圧力によって潰されてしまった。
そして今ではなんと彼女も保険会社からの献金を受け取っています。
保険会社は、自分たちに有利な法律が通るように政治家に大金を注ぎ込みます。
彼らの「目的」を果たして、都合のいい法律を通してくれた政治家は、「ご褒美」として保険会社のトップに天下りをして、年収2億円以上を稼いだりする。
一部の政治家と、保険会社のトップが儲かるために、毎日のように一般人は命を落していく。
いま、オバマ大統領は国民皆保険制度を導入しようとしている。また全力で阻止してくるだろうと思う。
オバマさんは国民皆保険制度を導入を導入でいるのだろうか?とても注目しています。
アメリカで新型インフルエンザで死亡した人たちのほとんどは、保険制度から外された、治療を拒否された人たちだ。
今の医療制度の中で、インフルエンザにかかっても治療を受けれれるよう状態ではない。
民間の営利目的の保険制度の中で、新型インフルエンザの感染を防げるとは到底思えない。
映画を見た時はまだ新型インフルエンザはありませんでした。
今新型インフルエンザの流行をみて オバマ大統領は国民皆保険制度を導入しようとしているというニュースを見て
もう一度映画の内容について 考えました。
日本の医療制度はどんなんだろうか?老人医療など負担増になっていく状態を見て、憂いている医者もいます。
この映画会の主催は そういう医者有志でした。
コメント
コメント一覧 (7)
せっかくのコメント下さるのに、申し訳ないです。
保険会社はそうだよね。なんだかんだとめちゃくちゃなこと言って 出し渋る。
それより、怪我完治したのかな? そちらの方が気にかかります。
次からは簡単なコメントだけにします。
で、差し出したのが道路の左側から横断歩道じゃない所から飛び込んだ自殺の例。俺は右側から、横断歩道を。「かんにんしてえな」と、大阪弁でまくし立てる。左からと右側とは同じなのか?「そうです、同じや」横断歩道とそうじゃないとことは?「そうですがな、同じや」訴えるぞ!「そうして頂けると大変ありがたいでんなあ」
結局自賠責に。ところが何回かけても保母さんしか出ない。最後の最後に、炬燵の上に置いてあった自賠責の書類の番号を保母さんが教えてくれた。
「歩行者免許」でもあれば話が違うけど、人は跳ねられっぱなし。保険会社は絶対に払わない。自賠責の費用を超えてから、さんざん騒いで会社の硝子窓でも割れば、ほんの少し、複雑怪奇な書類と長い時間をかけて、ようやくお金を払うそうだ。
どこの地方都市でも、大きなビルは保険会社のもの。ちなみにイギリスのロイズは世界一の保険会社だけど「生命保険」は扱っていない。
どこの地方都市でも、大きなビルは保険会社のもの。
結局自賠責に。ところが何回かけても保母さんしか出ない。最後の最後に、炬燵の上に置いてあった自賠責の書類の番号を保母さんが教えてくれた。
「歩行者免許」でもあれば話が違うけど、人は跳ねられっぱなし。
自治会のカラオケ飲み会があって、乾杯したあと、あ、煙草がないなと思って店員に聞くと、すぐそばのセブンイレブンで売っているとのこと。で、青信号が点滅していたので急いで渡る途中で車に跳ねられました。鎖骨の関節そばの粉砕骨折。久々の(?)全睡麻酔で、鎖骨は二本の釘と針金を捻って固定。
で、跳ねた本人は保育園を経営するお坊さんでした。
病院に来た警察官はいろいろ親身に聞いてくれて、道の左側からぶつかった場合と右からぶつかった場合や、信号、横断歩道などで全部問題が異なることを教えてくれました。それからやってきたのが「保険監査機関」。要するに類似した事故のコレクションをしている、保険会社が共同で出資している会社です。
その人は、是非とも自分の健康保険で払うようにした方がいいと言いました。「そうしないと大変なことになる」との助言も頂きました。すごく理知的で、「プロ」って感じだったので、言われるままに承諾しました。
次に現れたのが任意保険の社員。
日本は時代に逆行して年々アメリカ化が進んでる