映画『黄金のアデーレ 名画の帰還』を見ました。
実話だそうです。

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引用

「黄金のアデーレ」。画家グスタフ・クリムトが1907-08年に描いた装飾的な肖像画で、世界で最も高額な絵画TOP10に入る名画です。
ナチスに奪われた肖像画「黄金のアデーレ」を取り戻すため、
オーストリア政府を訴えた実在の女性マリア・アルトマンを主人公に、
世界が固唾を呑んで見守り続けた裁判の行方と、
この名画に秘められた真実の物語が描かれるています。

【ストーリー】
アメリカで暮らす82歳のマリア・アルトマンが駆け出し弁護士ランディと共に起こした裁判に、
世界が仰天した。訴えた相手は、オーストリア政府。
“オーストリアのモナリザ”と呼ばれる、
クリムトが描いたマリアの伯母の肖像画「黄金のアデーレ」の返還を求めてのものだった。
その名画には、ナチスに運命を翻弄されたマリアと
彼女を取り巻く人々の美しい思い出と涙の記憶が詰まっていた。



クリムトの絵は好きでしたが、絵にこんな時代背景があったのは知りませんでした。
ユダヤ人であったために。ナチスに自宅の壁からはがして持っていかれてしまった絵画
を取り戻すというものでした。
主人公の叔母をモデルに、クリムトが描いた絵画でした。

主人公は、ナチスの迫害から逃れて両親をオーストラリアに残してアメリカに逃げました。
今はオーストリアの美術館に展示されている、その絵を自分の元に取り戻すという話でした。

駆け出しの弁護士と、二度と行きたくなかったオーストリアを訪ねます。
そこで、彼女につらい過去がよみがえってきます。

今はニューヨークにあるというこの絵、実際に見てみたいと思いました。
たぶん不可能だと思うけれど。
絵にまつわる物語を見て、美しい絵の背景がわかりました。
今まではただ何となく好きだと思ってみていた絵ですが、
とても親しみを持ちました。


友だちに誘われての久しぶりの映画でしたが、見てよかったです。