インスブルックはウィンタースポーツの地として

世界的に知られ、1964年、1976年と2回冬のオリンピックも開催された街です。
ジャンプ台もあります。

ヨーロッパ・アルプス最大の古都、インスブルックは街の名は「イン川に架かる橋」という意味を持ち、チロル州の州都でもあります。
古代ローマ帝国時代以来、ヨーロッパの東西南北を結ぶ交通の要衝として大変重要な役割を果たしてきました。
ローマ時代を経て、1363年にハプスブルグ家の領土になりました。ハプスブルク家の下、政治、経済、芸術の中心地として大いなる発展を遂げました。

インスブルックの中心にある旧市街には黄金の小屋根、宮廷教会、大聖堂、ホーフブルク王宮など中世の重要な建築があります。
特に、ハプスブルク帝国皇帝マクシミリアン1世と女帝マリア・テレジアにこよなく愛されたこの街にはゴシック様式の建造物が溢れています。
また、ブレンナー峠を越えてつながるイタリアの影響も強く受けており、皇帝マクシミリアン1世統治時代に、イタリアからもたらされたルネッサンス文化がも根付いています。

時間がないので、町の中をぐるりと回って、宮廷教会をじっくり見ることにしました。
まわりをアルプスの山に囲まれきれいな街です。

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色がカラフルで面白い屋根の家 アルプスの山並みに合わせた屋根の形だそうです。
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インスブルックの旧市街を散策します。
黄金の小屋根
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インスブルック市内で最も著名なシンボルとされています。15500年に完成したこの屋根は、2,657枚の金箔を貼った銅製のタイルできて居ます。マクシミリアン1世がビアンカ・マリア・スフォルツァと結婚したことを記念したものだそうです。
皇帝と皇妃は下の広場で開かれる祭りや他催しを黄金の小屋根のバルコニーから眺めたそうです。
でも、マリアは2番目の奥さんであまり美しい人ではなかったそうです。亡くなった一番目の奥さんがとても美しい人だったため、策略結婚のマリアは愛されず幸せではなかったそうです。
そのお詫びというか、そんな関係で彼女のためにプレゼントとしてこの黄金の小屋根のバルコニーを作ったのだとか・・・
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黄金の小屋根の真向かいにとても素敵な建物があります。
ヘルブリングハウスと呼ばれ、1560年に貴族の家として建てられました。
外壁にロココ様式の美しい漆喰が施されている建物です。
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素敵な建物がいっぱい
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市の塔 
ここからはインスブルックの旧市街が一望できます。
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聖ヤコブ教会
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中にお邪魔しました。
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天井画が素晴らしい
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パイプオルガン
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中も外もとても美しい教会でした。

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宮廷教会は博物館と隣接しています。
この中でゆっくりと見学することのしました。
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 皇帝が模範としていたとされるヨーロッパ歴史上の人物の銅像28体が並んでいます。
アーサー王の銅像もあります。
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マクシミリアン1世の棺
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下から見上げたところ
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上から見たところ
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上からも見ることができます。
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下から見たところ
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中庭で教会と博物館はつながっています。
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 博物館も見学します。
クリスマスのオーナメントや、チロルの人々の色んな階級の人の家を復元してありました。
見ごたえのある展示でした。

オーナメントは、クリスマスのころになるとわざわざこれを見に各国の人々が訪れるのだそうです。
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まだまだたくさんありました。

ハイジが暮らしたような家の復元
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豊かな人の家
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数え切れないほどの部屋の復元がありました。

マクシミリアン一世のお話 とちょっと気味悪かったです。
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外に出ると小雨が降っていました。

13世紀に起源する古い建物の中のストアは、世界最大のスワロフスキーの店もあるらしいのですが、
いけませんでした。見たかったな~~。

素敵な建物を見ながら帰ります。
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 マリアテレジア通り

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聖アンナ記念柱
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凱旋門
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凱旋門は1765年に女帝マリア・テレジアが造らせたものです。
当初は息子である皇帝レオポルト2世とスペインの王女ルドヴィガとの婚礼を祝うためでした。
でも、建造の最中にマリア・テレジアの夫、皇帝フランツ1世が急死してしまいました。
それで、悲しんだマリア・テレジアは門の南側は、「生と幸福」、北側は「死と悲しみ」を伝える違う装飾とが施されているのだそうです。
喜びと悲しみとを両面で表しているそうです。




駅でお買い物をしてバスでホテルに帰りました。
バスのチケットの買い方とかわからないので、町の人に教えてもらいました。
皆すごく親切に教えてくれました。
ハラハラしながらホテルに帰りました。でも面白かった。