本沢小屋は標高2150メートルで 秘湯中の秘湯と言われるところ。
露天風呂が小屋から5分登った沢の中にあります。日本一高いところにある露天風呂なのだそうです。
画像



残念なことに 雨が降って露天には入れませんでした。
で内湯に入りました。 でも、自然保護のため 石鹸類は禁止です。

今夜の本沢温泉のお客は6人。

白馬に行くはずだったけど 雨なので温泉付きの山小屋に変更した 男性二人組。

奥さんはとても小柄で 旦那さんは白髪の老夫婦。

そして私たち2人。

夕食を囲みながら ビールを飲んで 昔からの知り合いのように語り合いました。

白馬組の二人は、怖いもの知らず。
山の雪渓をスキーで滑り降りるのを楽しみにしている人たち。
どこの山でも スキーで滑り降りるのだそうです。夏山はその下見でもあるそうです。
富士山は毎年登って頂上の鳥居から 下までスキーで滑り降りるのだとか。

老夫婦は二人で日本百名山を登り終え、もちろん北海道の トムラウシも登ったのだそうです。
そして今は好きな山を登ったり 四国のお遍路をしたりしているそうです。

そのご夫婦は、冬の八ヶ岳も登ったことがあるそうです。
奥さんは、その時、赤岳の尾根で、雪に足を取られ 崖に滑り落ちてしまったそうです。
奥さんは
こんなところで死んでたまるか。」とそればかり念じて
ものすごい執念でよじ登ったのだそうです。
這いあがってきたところを、運よく通りかかった山岳グループがロープを持っていて 助けてもらったそうです。
それ以来 ロープは必ず持って歩くようになったそうです。
(私たちも ロープと ヘッドライトだけはいつも持って歩いています。)

「こんなところで死んでたまるか。」と言う奥さんの声は、すごく力がこもっていました。

「こんなところで死んでたまるか」
生きたいという執念が 力をくれ 助かることができたのです。
諦めてはいけない

「こんなところで死んでたまるか」
生きたいという執念が 生かしてくれる。


落ち葉がたまる薄暗くて湿っぽい林床に生える腐生植物で、葉緑素をもたないので自分で栄養分を作り出すことができない。それで、寄生した菌類を介して周囲の腐植物から炭素源を得る。
ギンリョウソウ
画像



山を下り終わって 空を見ると 日食でした。
どんよりとした厚い雲のなかに 欠けた太陽を見ることができました。

画像




ゴゼンタチバナ
画像


画像



ウルップソウ
画像



シャクヤク
画像



コバイケイソウ
画像