先日25日の金曜日に映画 「一枚のハガキ」を見ました。

「一枚のハガキ」のパンフレットを見てから、見たいなと思っていました。
チケットが手に入って先日見ることができました。

5月29日に新藤兼人監督が死去したと知りました。
何と偶然なのでしょう。
その映画の開演前に新藤監督が4月22日に100歳を迎えたはずですとの話がありました。
「一枚のハガキ」は98歳の作品です。
新藤監督は最後の映画作品と言っていましたが、この映画の評判がよかったのでもう一つ作ろうかと意欲を見せていたそうです。
でも、この作品が遺作となりました。

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ストーリー(あらすじ)

撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマだそうです。出演に豊川悦司、柄本明、大竹しのぶ、大杉漣らベテラン俳優が顔をそろえています。

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戦争末期に召集された中年兵士の啓太は、1人の兵士から「自分は戦死するだろうから生き残ったらハガキは読んだと妻を訪ねてくれ」と一枚のハガキを託されます。
そのハガキの内容はたしか・・・
「今日は祭りですが、あなたがいらっしゃらないので 何の風情もありません。友子」
というような内容だったと思います。
中年兵士は、検閲があるために、書きたいことも書けないからと返事を出しませんでした。

そのあと100人の兵士の任務先を決めるくじ引きがありました。
中年兵士は危険な戦地に出陣する途中で海に沈みます。
ハガキを託された兵隊は、くじで内地に残る10人のくじに当たります。
そのくじは自分で引くのではなく、上司が引くのです。
兵士たちは出陣先がくじによって決められ、人の命が“クジ”によって左右されました。
兵士の死が残された家族のその後の人生をも破滅に導くという戦争の愚かしさを描いた戦争ドラマです。

終戦後。100人のうちたった6人だけが生き残りました。
啓太はくじ運で6人の生き残り兵士の一人となり故郷に戻りました。
けれど、妻は自分の父と駆け落ちし、村で彼を待つ者は誰もいなだけでなく、妻に逃げられた男とそしりを受けます。

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故郷を捨て、ブラジルに行くことを決めた兵士は、手紙を思いだし、託された女(友子)の家に行きます。
ハガキを書いた友子を訪ねると、彼女は家族を亡くし、貧しい農家でひとり懸命に生きていた。
夫が亡くなった後、義父の頼みで夫の弟と再婚し、その弟も出征して死にました。
その後義父は病死しも義母も自害してなくなり、友子一人で暮らしていました。

村の世話役に妾になるよう迫られ、貧しく苦しい生活をしていました。
「戦争を呪ってのたれ死ぬ」
と妾話を断っていました。
そこを訪ねた兵士と友子が中年兵士である友子の夫について話し合ううちに
二人でブラジルに行こうと言うことになります。
でも、いざ行こうとした時、友子はやはり夫が頭を離れず・・・家に火を付け死のうとしてしまう。
すべてを失った二人は、ブラジルにはいかず 日本でやりなおすことを決意する。

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私としては、悪くはなかったけど 噂ほどではという感想を持っていました。
ラストが。ちょっとまとめすぎたと言うか・・・・う~ん

その映画を見た4日後に監督が亡くなるなんて、なんだかとても複雑な心境になりました。
実体験を持って戦争映画を作れる監督はもういないのかもしれないです。
亡くなられたことはとても残念なことだと思います。


キャスト
豊川悦司、大竹しのぶ、六平直政、柄本明、倍賞美津子、大杉漣、津川雅彦、川上麻衣子、絵沢萠子、大地泰仁、渡辺大、麿赤兒